フラット35が頭金なしでOKに
2014年4月から長期固定金利住宅ローンの「フラット35」で
今まで住宅購入費の9割までしか借りられなかったところ
全て借りれるようになりました。
フラット35の金利は銀行独自の住宅ローンよりも低く借りることができ
今後消費税が上がると住宅の購入を控える動きが出てくることから
負担軽減策として、頭金がまだ用意できていない人でも
早い段階で住宅が購入できるようになりました。
しかし安易に飛びつくのは賢い方法ではありません。
いくら金利が低くとも、借りた分は返さなくてはいけませんし
借りたよりも大きい金額を返さなくてはいけないのです。
借りる金額が多くなれば多くなるほど、毎月の返済額は大きくなります。
家庭の収支は常に変化します。
現在は共働きの夫婦でも、どちらか一方が病気になり働けなくなる。
親の介護で会社を辞めざるを得ない。
子供の進学で想像以上にお金が掛かる。
会社が倒産する。
1人っ子の予定が三つ子を授かる。
収入が増える分にはローンの返済は問題ありませんが
今の世の中、年功序列でお給料が自動的に上がるということはありえません。
老後の貯蓄、子供の進学費用、いざというときのお金などを考慮すると
頭金+100万円程度は貯蓄できていなければ
住宅ローンがいずれ首を絞めてしまう原因になりかねません。
住宅ローンは消費者金融などでお金を借りるのとは違う、と
思われる方が多いのですが、お金を借りることに変わりはありません。
そして借りる金額は消費者金融の比ではないのです。
住宅ローンが多重債務の始まりというケースもあります。
しっかり返済計画を立て、無理ない範囲で家を建てるようにしてください。