税務署からのお尋ね
住宅を購入するときに、両親から資金の援助を受けるケースは多いと思います。
両親からの資金援助が贈与なのか借金なのか、曖昧なことが多いと思いますが、はっきりさせておかないと、後から税務署のチェックが入ることがあります。
住宅を購入した後、しばらくしてから税務署の通知が届くことがあります。税務署は住宅を購入した人の何人かに１人は、住宅購入に際しての取得資金の出所や名義を調査しているのです。
両親から住宅購入資金としてお金を受け取った場合、無利子で返済期限も定めず、いつか返せば良いという形が多いと思います。
利息もなく、催告もなく、返済期限もないという借金は、基本的には借金とみなされず、税務署は贈与として処理してしまいます。
後から発覚すれば税金を納めなくはいけなくなりますので、必ず親からの贈与として前もって申告するか、疑いようのない借入にしておかなければいけません。
疑いようのない借入にするには、契約書を作成して金利を定め、返済計画に従って返済していることを証明しなければいけません。
無利子でも悪くはありませんが、税務署に疑いの目を向けられるぐらいなら、住宅ローン程度の金利をつけておいたほうがスムーズにことが運ぶと思います。
また、両親は子供からの借金返済によって金利を受け取った場合には、金額によっては雑所得として確定申告する必要がでてきます。
受け取る金利は課税対象になりますので、覚えておきましょう。
