200万円の金利を考える
ここでは、貸金業者からの借金の総額が200万円になってしまった人が負担する金利について、いろいろと考えていきたいと思います。
貸金業者からの借金の総額が200万円程度という人は、1番多いのではないでしょうか。
100万円程度の借金ならすぐに返せる人も、200万円になれば状況は一変することが多く、返済してもなかなか減らないのが、借金200万円だと思います。
借金の総額が200万円になると、借入先が大手消費者金融だけということはないはずです。
200万円のうち、半分ほどは中堅や小規模な消費者金融業者からの借入になると思います。
大手消費者金融業者の金利は年率18%ですが、他の消費者金融業者は年率25%から29.2%で営業しています。
この場合には、借入先でもっとも高い金利を全体の金利と考えて、金利計算をすることをお勧めします。
もちろん、金利18%の借入が190万円で、残りの10万円だけが29.2%の場合には、金利18%で金利計算すれば良いでしょう。
金利が年率25%として考えると、1ヶ月で200万円×25%÷12=約4万1667円になります。半年では約25万円、1年では50万円ということになります。
返済することで元金が減れば、それだけ支払う金利も減りますが、元金が減ればその分をまた借入するといったことを繰返している場合には、1年で50万円の金利と大差ありません。
2年で100万円、3年で150万円、4年で200万円、5年で250万円の金利を支払うことになります。
200万円の借金を4年間借り続ければ、金利だけで200万円になるということです。
200万円のお金を借りて4年後には400万円にして返すというのですから、普通の感覚なら消費者金融を利用する人はいないですよね。