返済と金利の関係
貸金業者からお金を借りると、必ず金利がついてきます。このことは利用者ならずとも誰でも知っていることだと思います。
ただ、実際に消費者金融業者で勤務していたときの感想は、利用者は金利のことをまるで気にしていないというものです。
利用者の中には金利を気にする人もいますが、そうした人は長期で貸金業者を利用しないのが普通です。
貸金業者を長期間利用するような人は、金利をあまり気にしていないと言って間違いないでしょう。
では、なぜ貸金業者を利用する人は金利をあまり気にしないのか?
それは、貸金業者が提示している金利が難しいからだと思います。
金利計算の仕方がわからないという人も多いですし、金利計算はわかっていても、返済によって元金が毎月減っていくために、将来支払う金利を単純に計算することができません。
10万円を年率18%で借入れ、それを毎月の分割で1年後に完済した場合、支払う金利は10万円×18%=1万8000円とはいかないのです。
毎月の返済額や返済日によって、最終的に支払う金利は変わります。将来支払う金利の計算というのは、普通の計算機では計算することができないものなのです。