信用情報機関の漏洩
個人情報を漏洩する危険があるのは、何も金融機関だけではありません。
金融機関が加盟し、多くの個人情報を管理している信用情報機関でさえ、個人情報の漏洩をする危険があるのです。
これまでに発覚した信用情報機関の個人情報漏洩事件では、信用情報機関の課長ら3人が、非会員である債権回収業者に個人情報を教えていたというものがあります。
信用情報機関に登録されている個人情報は、加盟している金融機関にしか公開されていませんし、加盟している金融機関でさえ本人の同意なく勝手に取得することはできません。
それにもかかわらずこの課長ら3人は、加盟もしていない相手に対して、本人の同意も得ずに勝手に個人情報を提供していたというのです。
管理体制が甘いも何も、課長クラスが関与してきたらもう手の打ちようがないですよね。
また、別件では非会員の自動車販売の調査会社に対して、信用情報機関のコンピュータにアクセスできる会員コードを提供していたというものもあります。
その調査会社は好き放題個人情報を取得することができたのです。これは恐ろしい話ですね。
このように、信用情報機関でさえも個人情報を漏洩することがあります。借金をするということは、自分の個人情報が漏洩するリスクを負わなくてはいけません。