保証会社や保証協会を使う
自社で回収のノウハウを持っている消費者金融業者や信販会社ではあまりありませんが、銀行や銀行系カードローンの場合には、保証会社や保証協会を使って回収するのが一般的です。
銀行のローンを利用してその返済を怠ると、2ヶ月から3ヶ月ぐらいで保証会社や保証協会から一括請求書が届くことになります。
銀行はローンの利用者が長期延滞をすると自分では回収業務を行わず、提携している保証会社や保証協会に代位弁済をしてもらいます。
そして、銀行の代わりに保証会社や保証協会が回収業務を受け持つことになるのです。
つまり、銀行の個人ローンには貸し倒れという概念がなく、もっとも安全な融資ということになるのです。
銀行に弁済をした保証会社や保証協会は新たに債権者となりますので、普通に取立行為が行われることになります。
これは都道府県の信用保証協会でも同じで、信用保証協会付の事業者ローンを受けたときには、3ヶ月から6ヶ月ぐらい返済が滞っていると、信用保証協会から一括請求されることになります。
この制度は銀行にはありがたいものですが、利用者としては馬鹿みたいな制度です。
保証会社や保証協会には保証料という名目でお金を支払いますが、延滞したときには保証会社や保証協会から一括請求を受けるのです。
普通に考えれば、保証料を支払うのは代位弁済を受けられる銀行側であり、なぜ利用者が余分に費用を出さなくてはいけないのか大いに疑問です。