入金済み連絡依頼
貸金業者の借金回収方法の中心は電話による督促です。ただ、これは督促と言っても、支払期日のお知らせや案内といったものがほとんどになります。
1週間以上延滞する人と1週間以内の延滞の人とを比べると、圧倒的に1週間以内の延滞のほうが多くなります。
貸金業者の支払い方法はATMや振込、店頭が主流になりますので、債務者が自分で行動しなくては支払いが終わりません。
債務者の中には、督促の電話があってから入金しようと考えている人もいるほどですよね。
そうした日々の督促電話の中で、貸金業者が特に有効として活用しているのが、入金済み連絡依頼です。
1週間以内の延滞の場合には、支払期日が過ぎていることを債務者に伝えると、明日払いますや今日中に支払いますという返事がほとんどです。
そのとき、「では、支払いが終わりましたらご連絡ください」と債務者に伝えるのです。
そうすると、多くの人が支払いをしっかりとして連絡もしてくれるようになるのです。
ただ、全員にこれをすると大変なことになります。顧客からの電話が鳴りっぱなしになり、督促どころではなくなってしまいますので、全員にはしません。
入金済みの連絡依頼をする人は、支払いをいつも忘れてしまうような人にします。忘れないようにお願いしますということですね。
確かに、延滞後の入金で電話もしないといけないのは面倒です。そういうところには返済期日をできるだけ守ろうとなるのは、当たり前ですよね。