保証人は請求されてもすぐには支払わない
保証人になった人で注意してほしいのは、債権者である金融機関から請求を受けたからと言って、すぐには支払いをしてはいけないということです。
実際に借金をした人なら、自分の借金の残金がいくらなのか把握するのは簡単です。
でも、保証人は人の借金を支払うことになりますので、その借金についてまったく把握していないのが普通です。
保証人が金融機関から請求されたときには、まずその保証内容を確認します。保証契約書をもう1度しっかりと読むようにしましょう。
次に、他に保証人がいないかどうかを確認します。他に保証人がいる場合には、その連絡先等を知らなければ金融機関に教えてもらうことが重要です。
そして、保証債務が時効になっていないかの確認もしなければいけません。残債務額を確認するために、金融機関に取引明細書を請求する必要もあります。
また、主債務者と連絡がとれるようなら、主債務者が支払った金額を取引明細書と照らし合わせるぐらいはしたほうが良いでしょう。
保証人が返済をするときには、どちらにしても主債務者に事前連絡しなければいけませんし、支払い後にも連絡する必要もあります。
このように、保証人は請求がきたからといってすぐに返済をしないで、いろいろと確認することが多いのです。トラブルに巻き込まれないためにも、確認は省いてはいけません。