高金利での借入は破綻リスクが高い
消費者金融業者は銀行などと比べて高金利で貸付を行なっています。
ただ、低金利で貸付を行っているところは担保や保証人を取っているケースがほとんどになりますので、無担保無保証を売りにしている消費者金融業者の金利が高くても当然と言えます。
しかし、金利が高いところから借入すれば、それだけ破綻リスクが高くなるのは間違いありません。
金利が高くなれば返済の負担が増し、返済できなくなって新たな借金に手を出すということは容易に想像できます。
金利が低ければ、コツコツと返済を続ければいつかは終わると言うものです。でも、消費者金融業者のような高金利だとそうはいきません。
私が相談を受けていた顧客の中に、毎月小額しか入金しない人がいました。しかも毎月ならまだしも、ときには3ヶ月に1回しか入金しないこともありました。
毎月の入金額も1000円や2000円程度になり、元金どころか利息すら払えていない状態です。
金利が低ければそうした返済でもいつかは完済に至るのですが、高金利だと金利が膨らんでいくだけになり、いつまでたっても借金が減りません。
いつまでも借金が減らなければ、それは破綻してしまいますよね。
私はこの人の金利をカットして、元金充当させて借金を減らさせていましたが、他社の金利で結局この人は破綻してしまいました。
コツコツと返済できないという点で、高金利で借入すると破綻リスクが高くなると言えますね。