借金と買い物依存症
現代のストレス社会において、買い物はストレス発散方法の1つだとされています。買ったものを使用するのが目的ではなく、買うことが目的になっている人もいますよね。
買い物をすれば、すっきりします。これは間違いありません。でも、買い物をするのにはお金が必要です。
何かストレスを受けるとすぐに買い物をしてしまう人や、お金がなくても買い物を止められないような人を、買い物依存症と言います。
そして、この買い物依存症と借金とは非常に相性がよく、両者を結びつけることは大きな不幸を招くことになります。
買い物依存症の人にとって治療薬となるのは、お金がないことです。お金がなければ買い物をすることができませんので、買い物への欲求を強制的に押さえ込むことができます。
ところが、クレジットカードがあると、お金がなくても買い物をすることができてしまいます。これは非常に危険な状態です。
ただ、翌月や翌々月に支払いがくることで、余分な買い物をしてしまったと後悔するケースが多く、次からしばらくは買い物を自重するようになります。
でも、これがクレジットカードのリボ払いやキャッシング機能、消費者金融業者からの借金を利用してしまうと、もうリミッターが外れた状態となってしまうでしょう。
今月30万円の買い物をしても、来月の支払いは数万円で済むことになりますので、買い物への欲求を押さえ込むことができなくなります。
結果、次々と買い物を続け、気づいたときには支払い不能なほどの借金を抱え込むことになります。
借金は毎月の支払いができないぐらい大きくならなければ、その大きさに気づき難いものです。借金をして買い物をするのだけは止めるべきですね。