不意の支出によるリスク
毎月の収入が30万円で生活費も30万円かかるという人は、プラスマイナスゼロで生活はできるように見えます。
しかし、そんなカツカツの状態では実際には生活することはできません。病気になることもあれば、冠婚葬祭だってあるはずです。
何かが故障してその修理費や買い替え代がかかることもありますよね。不意の支出がまったくないという人はおそらくいないでしょう。
借金で1番怖いのは、返済ができなくなることです。計画的に返済をすれば何も問題ないのですが、その計画の中に不意の支出を含めておかなくてはなりません。
人によって不意の支出額やその発生する頻度は違うでしょうが、毎月1万から2万円ぐらいはそうしたお金を見ておくようにしましょう。
不意の支出が発生することで、返済ができなくなってしまったという事態だけは避けなければなりません。
不意の支出で返済できなくなったと言っても、貸金業者が寛容に受け止めてくれることはまずありませんので、そこは自分の責任のもとでやりくりしなくてはいけないでしょう。
また、常に不意の支出を勘定に入れておくことで、借金をすることを防ぐことができます。借金は悪いことではないですが、金利を支払わなくてはいけませんので、損は損です。
それから、返済を続けている人で今月は余裕があるということで、多めに返済することがあります。これは良いことですが、そのときにも不意の支出分を計算に入れておくことが大切です。