以前は勤務先の電話が鳴り続けた
貸金業者から借金をすると、以前は勤務先の電話がすごいことになっていたという人はいないでしょうか?
昔は借金をすると勤務先の電話が鳴り続けてるということがありました。今は規制が厳しくなってきましたのでないとは思いますが、当時のことを覚えている債務者も多いのではないでしょうか。
勤務先の電話が鳴り続ける理由には思い当たる人もいるかもしれませんね。
第1に督促の電話です。延滞をするとすぐに勤務先に電話をするというのが、昔の貸金業者の通例でした。
債務者は勤務先に電話をされるのが嫌なはずなので、ある意味では嫌がらせで勤務先に何回も電話をしていたのです。
勤務先に電話をされたくないなら、「延滞している返済をしろ」ということです。
携帯電話や自宅に電話してもまったく返済に応じない債務者でも、勤務先に電話をして督促すると一発で返済をするということも多かったのです。
そしてもう1つの理由が勧誘です。「融資枠が広がりましたが、ご入用はありませんか?」と勤務先に電話をしてくるのです。
勤務先で本人が出ればそれで在籍確認も完了しますので、貸金業者としては手間が省けて楽ですし、退職していれば本人に新しい勤務先を聞くことで常に最新の情報を維持することができます。
借入件数が10件もあれば、勧誘と督促の電話が勤務先で鳴り続けるのは想像できますよね。