親が死んだと延滞の言い訳
延滞者の中には、延滞の理由で嘘をつく人がいます。腹を立てるどころか呆れてしまうような嘘つきもいましたので、ここで紹介します。
私「支払期日が過ぎていますが、どうしましたか?」
延滞者「すみません。母親が病気で亡くなり、それでバタバタしていまして」
忙しいのは入金できない理由にはなりません。前もって入金すれば済む話ですし、コンビニや銀行など入金できる場所はどこにでもあり、忙しくても入金に行けないはずはありません。
ただ、それを延滞者に言ってしまえば、それだけで延滞者を追い込むことになってしまいます。延滞したことは仕方がないことで、その後の対応をしっかりとしてもらえれば問題ありません。
私「そうですか、大変なときに申し訳ありません。それでは落ち着いてからで結構ですので、またご連絡ください」
その後、この延滞者から2週間連絡がありませんので、私のほうから連絡を入れましたが、ずっと留守でした。
その延滞者は母親とは別で暮らしていましたので、もしかしたらまだ母親宅にいるのかと考え、母親宅に連絡することにしました。
さすがに延滞3週間になりますので、そろそろしっかりと延滞者と話をつけなくてはいけないからです。
母親宅に電話をすると、年配の女性が電話口にでました。
私「恐れ入ります、そちらに○○さんはいるでしょうか?」
女性「○○はずっと行方不明だけど、おたくさん居場所知ってるの?」
私「え、どういうことですか? 先日お母さんが亡くなったと聞いたんですが?」
女性「はぁー、わたしはピンピンしてるけど。また○○のやつ、そんな嘘ついてたんか」
といった感じです。つまり、母親が亡くなったというのはまったくのデタラメだったのです。
その後、延滞者と何とか連絡をつけ、母親が元気だったことを伝えると、その延滞者は母親じゃなった。父親でしたと言ってきました。
私が父親も亡くなっていないことを聞いたと言うと、今度は妹がと言ってきます。
もう笑うしかありませんでした。