延滞日数が長くなるほど支払いしにくくなる
延滞日数が長くなるほど、だんだんと支払いがしにくくなっていきます。
これは、心理的なものも少しはあるかもしれませんが、もっと大きな理由からです。
延滞すれば延滞金が加算されるのが普通です。延滞金は残金×日数×延滞利率になりますので、延滞日数が長くなるほど延滞金は大きくなっていきます。
50万円の残金があるとします。これを毎月2万円の約束で返済していたところで、延滞したときを考えてみましょう。
通常利率は年率18%、延滞利率は年率26.28%とすると、35日間の通常金利は50万円×18%×35日÷365になり、約8630円になります。
延滞しないで前回の清算日から35日で入金すると、8630円の金利を支払うことになり、残りの1万1370円が元金に充当されることになります。
延滞日数が30日の場合、50万円×26.28%×30日÷365で1万800円の延滞金が発生することになります。
ただ、延滞金と通常金利を合わせても1万9430円になり、いつもどおり2万円を支払えば延滞が解消されることになります。
しかし、延滞日数が60日の場合には、延滞金が2万1600円発生しますので、通常金利と合わせた3万230円以上を入金しなければ延滞が解消されません。
さらに、延滞日数が180日になると、延滞金が6万4800円発生しますので、通常金利と合わせた7万3430円以上の入金が必要になってきます。
延滞日数が長くなるといつもの返済額では足りなくなり、延滞日数が長くなればなるほど高額の入金が必要となるということです。