延滞者には多重債務者が多い
延滞者には多重債務者が多いです。
毎回のように延滞する人がいますが、それらの人の傾向として多重債務者ということが言えます。
借入件数が2件以上なら多重債務者と言えますが、この場合の多重債務者は借入件数が7件以上の人を指します。
また、傾向としては、借入件数が多くなればなるほど毎回延滞する可能性も高くなります。
これは、あまりに借入件数が多くなると管理することが困難になり、支払い忘れが増えるためというのが1つと、すでに返済能力が限界にきていることが考えられます。
借入件数が10件あれば、つきに10回支払いをしなければいけません。給料が入ったらすべての貸金業者に支払えれば良いのですが、多重債務者はそうはいきません。
多重債務者の場合、根本的にお金が足りない状態が続きます。
給料が入ったらそれでできるだけ支払いをします。しかし、すべての支払いをするには足りません。そこで、支払いをした貸金業者からお金を借りて、それで残りを返済するのです。
それでも全部の支払いができなかったとき、延滞になるのです。
本来ならもうとっくに延滞になっているところを、貸金業者を利用することでなんとか騙し騙しに支払いをしているということです。
借入件数が1件なら毎回は延滞しません。毎回延滞している人は多重債務者であり、すでに支払い不能で債務整理をしたほうが良い人だと言えます。