そのうち電話督促がなくなり、通知のみの請求になる
貸金業者の長期延滞者への対応というのは、どこも似たり寄ったりになります。
貸金業者によって多少違いがありますが、しつこく電話督促をしてくるのは延滞から2ヶ月ほどだと思ってもほぼ間違いないでしょう。
督促の電話に毎回出るような人は、長期延滞にはなりません。長期延滞になる人は、督促の電話に一切出ない人だと言えます。
督促する側のことを考えてみてください。毎日電話しても一切出ない。留守番電話に連絡依頼しても一向に折り返しの連絡がない。
通話料金が1回10円だとすると、毎日電話すれば1ヶ月でで300円、半年で1800円、1年で3600円の経費がかかります。
これは経費の無駄と言っても良いでしょう。30回、60回と電話してもまったく反応がないなら、それはもう100回でも1000回でも電話したって同じですよね。
そのため、貸金業者はある程度電話で督促しても反応がない場合には、その後は通知のみの請求になるのです。
また、貸金業者は次から次へと新規に貸付を行っていきます。支払いする可能性が低い長期延滞者にはかまっていられないという事情もあります。
それから、長期延滞者はそのうち償却債権となり、請求書もこなくなるのが一般的です。