過払い金返還請求で、請求額の9割が返還
各地で過払い返還請求の一斉訴訟が行われており、最近ではあまりニュースにも取り上げられなくなりました。
それほど、過払い金返還請求の一斉訴訟は、今では当たり前の風景になったと言うことでしょう。
2009年5月13日にも、全国一斉の過払い金返還請求訴訟が起こされました。
その中で、石川県の「金沢あすなろ会」の話が記事として掲載されていましたの、ここで紹介します。
同会によると、過払い金返還請求の全国一斉訴訟に参加したのは今回で8回目とのことで、同県の多重債務者を支援するために活動を続けているということです。
前回訴訟した2008年11月から今回の訴訟までの間に、県内の計160人が貸金業者75社に対して総額約1億2800億円の過払い金返還請求をしたのことです。
一人当たりで言えば平均80万円になります。そして同会によると、返還された金額はそれぞれ請求額の9割ほどと言うことです。
80万円の過払い金返還請求をして、その9割である72万円が戻ってくるということですね。
また、160人中12人については訴訟は行わず、同会の支援を受けながら貸金業者と直接交渉したそうです。
同会は「多重債務に苦しむ人の5割は、返還請求できることを知らない」としています。
まだまだ、過払い金返還請求を知らない人は多いということですね。