借りたものを消費するのだから、延滞は止む得ない
お金を借りての延滞は、ある意味では止む得ないものだと言えます。
例えば、同じ借りるにしても本やビデオ、車などは、そのもの自体を紛失しない限り返却は容易で、借りたは良いが返せなくなってしまったということはないはずです。
一方、お金の場合はこれとはまったく状況が違います。
お金を借りてそのままタンスにしまっておいて、そこから毎月返済のお金を出していくなんていう人はいないですよね。
お金を借りる場合には、それを消費する目的で借りますので、借りたもの自体はすぐになくなってしまいます。そして、給料などの将来受け取るお金で返していくというものです。
つまり、借りるは借りるでも、借りたお金はすぐになくなってしまいますので、将来に渡って借りたお金と同額以上のお金を作って返済しなければならないということです。
貸金業者を利用する人の大半が低所得者になり、みなさんお金に余裕がない人ばかりです。
お金に余裕がないのに、将来きちんとお金を作ることができるのかは、ギャンブルだと言っても過言ではありません。
貸金業者からの借金がギャンブルみたいなものなので、延滞したり、返済できなくなったりすることは、十分承知しておかなくてはいけないですね。
また、お金を貸す側の貸金業者では、そこのところは十分承知しているはずです。