延滞を開き直る人は案外少ない
「払えないものは払えない」や「延滞料を払うのだから延滞しても良い」などと延滞していることを開き直る人は、多そうに思えますが案外少ないです。
貸金業者を利用している人のほとんどが、延滞したら早急に何とかしなければと考えます。
もちろん、実際に早急に支払いができるかどうかは別です。支払いがすぐにはできなくても、何とかしなければという気持ちを持ち続けている人が多いと言うことです。
私は消費者金融業者で勤務しているとき、督促業務も担当していましたが、督促の電話をするとほとんどの人がまず「すみません」と謝ってくれます。
別に怒った口調や謝罪を強要するような態度で督促をしていたわけではありませんが、延滞者の多くは延滞したことについて謝罪をします。
督促担当者の中には、「俺様が貸してやったんだから」みたいに、横柄な態度で接する人もいました。
それは、低姿勢な延滞者が多かったからです。
延滞を開き直る人がもっと多くても良いと思うわけではありませんが、延滞料も支払うのですし、延滞者はもう少し対等に接してきても良いように感じます。
督促担当者の中には、延滞したら客ではなくなると言う人がいます。しかし、延滞者でもお客様に変わりはないはずです。
サービスを提供する側と受ける側は、常に対等の立場にあります。
日本は全体に少し過剰サービスで若干お客のほうが立場は上のことが多いですが、貸金業者と債務者の関係ではお客の立場がかなり低くなっています。
延滞してもお客であり、立場はあくまでも対等だということを忘れないようにしましょう。