使途自由だから高金利
キャッシングとは簡単に言ってしまえば借金のことです。ただ、キャッシングはカードを利用した手軽な借入のことを指していると言えます。
では、手軽でない借入はどんなものかと言うと、借入金額が数百万円や数千万円規模と高額なため、長期でないと返済できないようなものを言います。
例えば住宅ローン、教育ローン、改築ローン、オートローンなどがキャッシング以外の借金と言えますが、これらはある程度借入時期が事前にわかります。
そのため、事前にじっくり返済計画を立てたり、必要書類をそろえたり、場合によっては連帯保証人を探したりもできます。
また、こういったローンは目的がはっきりしているため、金利が安く設定されています。
なぜ目的がはっきりしていると金利が安くなるかと言うと、目的がはっきりしていれば、貸金業者が貸したお金の流れがわかるからです。
一方、キャッシングの場合は、使用目的は自由になりますので、貸金業者は貸したお金が何に使われるのかわかりません。
貸したお金が生活費に使われるケースもあれば、他社の借金返済に使われることもあるということです。
使途自由になれば、目的のはっきりしたローンと比べて支払い不能となる確率が高くなるのは当然ですよね。
支払い不能リスクが高いほど、金利の設定が高くなります。万が一貸したお金が戻らなくても、損をしないようにです。