金利優遇キャンペーン
私の勤めていた消費者金融業者でも行っていましたが、貸金業者によっては金利優遇キャンペーンを行うことがあります。
クレジットカードのキャッシングやリボ払いでは、金利優遇キャンペーンというのはまずありませんので、これはキャッシングならではと言えますよね。
金利優遇キャンペーンとは、ある期間に借入をした人は、通常よりも低い金利でお金を借りることができるというものです。
無利息キャンペーンでは30日間や初回支払期日までというように短期間が基本ですが、この金利優遇キャンペーンは完済するまで続きますので、かなりお得です。
私の務めていた消費者金融業者の金利優遇キャンペーンを例に説明すると、通常なら年率29.2%なのが、その期間に新規で契約した人は年率21.9%でお金を借りれます。
増額の契約切替をするか、完済するまではずっとその金利で利用できますのでかなりの優遇です。
ただ、借入件数が多かったり、収入が少なかったりと、条件が悪い申込者に対しては、キャンペーン期間中でも通常金利で貸付をします。
「金利優遇キャンペーン中になり、お客様の状態では審査が通りませんでした。でも、通常金利ならなんとかご契約いただくことができますが、いかがでしょうか?」といったに具合です。
金利優遇キャンペーンをすると、申込数が大幅に増えます。しかも、比較的条件が良い人が増えます。
さらに、条件が微妙に悪い人には通常金利で貸付しますので、リスクのある人には高金利で貸付することになります。
貸金業者とすればまったく損がないキャンペーンです。
借りる側にしてみても、金利優遇キャンペーンはお得です。ただ、キャッシングを必要としていない人が金利優遇キャンペーンだから今のうちにと、前もって借入するのは良くありません。
金利優遇キャンペーンはキャッシングするときの判断材料にはなりますが、キャッシングしなければならないときの話で、キャッシングするかしないかの判断材料にしてはいけません。