米カードローンのデフォルト率が過去最高水準
米国の4月のクレジットカードローンのデフォルト率が、過去最高に達したというニュースがありました。
デフォルト率を日本語にすれば、債務不履行率となります。つまり、クレジットカードで買い物またはキャッシングしたが、その支払いをしていない人の割合になります。
この債務不履行率が過去最高になったということは、それだけ米国の景気や雇用情勢が悪いということでしょう。
米国のあるアナリストは顧客向けリポートで、「米クレジットカードローンの質が低下している」と指摘したそうです。
米国よりも日本経済のほうが厳しいという見方をする人もいますので、日本のクレジットカードローンの債務不履行率も上昇していると考えるのが自然です。
また、マスターカードの最大の発行機関の1つであるシティグループは、4月の貸倒償却率が10.21%で、前月の9.66%から上昇となっています。
日本のクレジットカード会社もかなり貸倒償却率が上昇しているのではないでしょうか。
さらに言えば、クレジットカードの貸倒償却率が上昇するよりもさきに、貸金業者の貸倒償却率が上昇するのが普通です。
不況に強い産業と言われた貸金業界やクレジットカード業界は、全然不況には強くないということを露呈していますよね。