専業主婦のキャッシングは今後困難になる!夫の同意書が必要
今までは、専業主婦でも貸金業者を利用することは容易でした。
専業主婦には収入がありませんが、夫の収入を世帯収入としてみて貸金業者は貸付を行ってきました。
夫は収入を家計に入れるのですから、その収入は実質的には夫婦の収入と言えるからです。
また、サラリーマンやOLと違って主婦は1日の大半を自宅で過ごすことになります。そのため、連絡がつきやすく、貸金業者としても債権管理が簡単ということもあります。
一流サラリーマンや公務員から始めた貸金業は、さらなる成長のためにその対象を広げていきます。専業主婦にも貸してみたら、大丈夫だったというのが本音でしょう。
ところが、改正貸金業法では、専業主婦が借入を申込む際は戸籍謄本や世帯全員分の住民票など、収入のある相手との婚姻関係を証明する書類が必ず必要となっています。
さらに、それだけなら何とかなるにしても、夫の同意書の提出も義務付けられることになったのです。
夫に内緒で使えるお金が欲しくてお金を借りるのに、夫の同意書がいるとなると、もう借りれませんよね。
専業主婦がキャッシングするには夫の同意が必要になりますが、それなら夫が借りたほうが早いというものです。
この規制は、専業主婦の借入を事実上禁止にする形になっていると言えるでしょう。