貸出金利についての利用者の認識
債務整理をした債務者に貸出金利についての認識度を調査すると、面白いことがわかります。
ある調査(複数回答)によると、「貸出金利は理解していたが、返済できると思った」とした債務者が51.5%と半数以上にもなりました。
これは金利について理解していたと勘違いしているだけで、全然わかっていなかったということです。
「貸出金利が高いので迷ったが、他で借りることができなかった」は26.3%もいました。
このように考える人は、ヤミ金融業者から借りてしまうかもしれません。返済よりも借りることを重視して失敗する典型的な考え方です。
また、「初めからこの貸出金利では返すことが難しいと理解していた」については、3.2%しかいませんでした。
金利が高くても返せると思ってしまうのです。金利が高ければ返せなくなる可能性が高くなるということを、まったく念頭に入れていない人が多いのがわかります。
さらに、「貸出金利はよくわからなかった」が32.1%、「貸出金利に関心がなかった」が21.5%でした。
債務整理をする人の半数は金利をなめていて、2割から3割の人は金利に無関心、ほとんどの人が高金利で返済が困難になるとは想像していなかったとのことです。
債務整理を人のせいにするのは間違いですよね。この調査結果から、債務整理したのは自分が悪いということがわかります。