ネズミ講も消費者金融を活用
大学生らを対象に「ネズミ講」を開設したとして、インターネット関連会社「サイバークラブ」(大阪市)の社長(37)ら5人が逮捕されました。
2007年8月から2008年6月の間、大学生ら約200人から1人当たり約30万円を入金させて、計約6000万円を集めたと言うことです。
「インターネットに掲載する広告を扱う代理店を運営しないか」と持ちかけ、新会員1人を紹介するごとに2万円の報酬などと勧誘していたようです。
学生にとっては、30万円という金額は大金です。いくら儲け話といっても、30万円という大金はネックになるはずです。
ところが、この会社の上手いところは、支払えない学生に対しては消費者金融の利用を求めたことです。
これなら、お金がない学生でも容易に30万円支払うことができます。新会員を紹介していけば、その借金もなくなると言う話ですよね。
しかも、借入ができない場合には、身分や年収を偽って消費者金融から借金させていたということです。
学生でも安定した収入がなければ消費者金融は貸付しませんので、安定した収入がないなら嘘をついてでも借金をしろというのです。
儲け話において、その元手がないなら消費者金融で借金すれば良いという話はよくあります。
しかし、消費者金融の金利を上回るような高い利益を出すことは現実的に不可能です。
そんなことはよく考えてみればわかりますよね。