偽造防止の新技術開発
2009年9月7日、大日本印刷と東京大学が紙幣やクレジットカードの偽造を防ぐ新技術を共同で開発したとのニュースがありました。
カードが社会に浸透する中、カードの偽造が止まりません。気をつけていてもカード情報を読み取られ、偽造されてしまうことはあります。
もはやカードの所有者が注意すれば防げるという問題ではありませんので、こういったニュースは心強いです。
新技術の名前は「ナノフォトニック階層型ホログラム」と、何だかわかるようでわからないものです。
この新技術は立体画像が浮かび上がる従来の偽造防止技術を改良したもので、市販では入手できない特殊な光を当てるときだけ読み出せる暗号を埋め込むとのことです。
わかりやすく言えば、紙幣やクレジットカードの表面に張る「ホログラム」という偽造防止シールを改良したということです。
今でも偽造防止シールがカードには貼られているのですが、その効果のほどが怪しいのです。それがこの新技術を用いれば万全だというのですから、大日本印刷と東京大学は偉いですね。
まだ技術を開発したというだけなので、実際にクレジットカードや紙幣に利用されるのはまだ先ですが、早く実用化されると良いですね。
近年クレジットカードの偽造が暗躍しています。せっかく便利なものでも、リスクがあるのは頂けません。安全に利用できる体制を、早く整えてもらいたいです。