振込後、即日で引っ越し
悪質な客の中には、自分の住所を偽ってお金を借り、その後返済が滞る人がいます。
これは虚偽の申告になり詐欺ですが、初めから返済の意思がなかったとは証明できませんので、実際に詐欺で逮捕されることはまずありません。あっても虚偽の申告による損害賠償請求ぐらいです。
でも、逮捕されることがないと知っているのは、私たち消費者金融の側の人間であって、当の本人はそんなことは知らないはずです。大きなリスクを抱えることになりますので、相当切羽詰まっていることが窺い知れます。
一方、融資を受けた後にすぐに引っ越しをして行方をくらます人がいますが、こちらは契約時に虚偽の申告をする必要がありません。
正直に自分の住所を申告し、お金を借ります。そして、行方をくらませるだけです。先ほども言いましたが、初めから返済意志がなかったことを証明することは不可能です。
借りたときには返すつもりだったと本人が言えば終わりです。そのため、詐欺での逮捕は困難です。融資を受けてすぐに引っ越しをして行方をくらませた場合には、逮捕されたり、損害賠償請求を受けたりすることはないということです。
申し込みを受け、忙しい中頑張って即時振込したにもかかわらず、即日で引っ越しをされたことがあります。契約書に不備があって連絡したのですが繋がらず、調査したら即日引っ越していたのです。
もちろん、住民票で転出届はされていません。後は、その人が自分の意思で連絡をよこすか、入金してくるかしかありません。結果、連絡もなければ入金もありません。回収不能です。