借金苦で無理心中した女性の裁判員裁判の結果・・・
2009年11月、殺人未遂罪に問われたある女性の裁判員裁判が行われました。この女性、借金返済に困って夫を刺し、無理心中しようとしたということです。
ニュースによると、この女性は消費者金融の他有人からも百数十万円の借金があったとのことです。
借金の返済に困り果て、自宅で就寝中の夫の背中を包丁で2回刺し、無理心中しようとしたところ子供が悲鳴を上げたために思いとどまったとのことです。
この裁判では、裁判員はかなり女性に同情を寄せています。裁判員の1人は「借金を何とかしてやって」と懇願したほどです。
また、別の裁判員は「そんな大金を貸してもらえるなんて、被告人には人徳があるのだと痛感している。うまくやっていただきたいと強く思います」と述べました。
借金についての知識がない人が裁判員になっているため、女性に対してかなり同情があつまりましたが、実際には人を殺そうとしたことを忘れてはいけません。
この女性に犯行を決意させたのは、消費者金融への借金ではなく、友人からの借金でしょう。借金が返せないという事実を友人に見栄のために言えなかっただけです。
見栄のために人を殺そうというのですから相当悪質です。また、借金が返せないという理由で家族が死ななければならない理由もありません。
裁判員も無知なら、この女性も無知ですよね。借金で死ぬこともなければ、人を殺すこともないはずです。
それに、友達への借金百数十万円は、時間をかければ返せない金額ではありません。無知というよりも身勝手すぎると言えます。
借金のある人が犯罪を起こすと同情が集まるケースがありますが、それは改めた方が良いでしょう。
借金はそれほど心を狂わすものではなく、借金の悪いイメージが先走っているように感じます。
たかが借金です。解決する方法はいくらでもあります。