借金解決で重要なのは「費用」ではなく「時間」です(任意整理2)
借金をしてしまったら、状況に合わせて早くからの対処が必要です。
まず、収入と生活費の支出を見直しましょう。収入を増やすことはできないか、支出は減らすことができないか。資産など売却できるものがあれば売却して支払いに回せないかを検討しましょう。
サラリーマンの場合
サラリーマンの場合には、給与所得者等再生手続きという方法があります。住宅ローンをのぞいて借金総額が5000万円以下の場合にできる整理方法です。
給与または給与に類する定期的な収入があり、その変動が少ない場合にこの方法を利用することができます。
債務を大幅に減額した後、一定期間で残債の返済を行います。
自営業、個人事業の場合
自営業、個人事業の場合には任意整理など様々な方法がありますが小規模個人再生手続きという方法があります。
負債額が5000万円以下かつ継続的に収入を得られる見込みがある場合に利用することが出来る債務方法です。
住宅ローンが返済できない場合
住宅ローンの返済が滞ると、抵当権が実行され競売に掛けられることになります。
債務整理をしても住宅を手放したくない場合には、個人再生手続きの住宅貸付債権の特則を活用すれば手放すことなく債務を整理することができます。
また、競売に掛けられる前に一般不動産業者に住宅を売却できるよう手続きを進める任意売却という方法も最近、脚光を浴びています。
長期借入がある場合
長期的に消費者金融から借入をしている場合には過払い金が発生している可能性があります。
利息の引きなおし計算をして、元金を減らすことができるかもしれません。
中には既に完済になっていたケースもあり、払いすぎていた分のお金が戻ってくることもあります。
利息の引きなおし計算は無料でやってくれる司法書士もいます。こちらから一度相談して下さい。
いずれにせよ、各種債務整理は本人でも出来ますが煩雑な手続きや法律の知識が必要になります。
早く確実に終らせたいのであれば、専門家に頼るのが間違いない選択です。