保険の加入は検討すべき
個人再生を利用する人のほとんどは、消費者金融からお金を借りまくった多重債務者だと思います。多重債務者の多くは、借金を返すために新たな消費者金融からお金を借りるという、自転車操業をしていたと思います。
返済が滞れば破綻してしまいますので、そうならないように必死で返すあてもないお金を借りるという行為はわからなくはありませんが、正しくはありません。
多重債務者のほとんどは、加入していた生命保険を解約し、その解約返房金を返済に充てたと思います。そのため、個人再生を利用する人のほとんどが保険に無加入だと思います。
ただ、全く保険に加入していないというのは、再生期間中の再生債務者にはとても危険な状態だと思います。
突然の病気や怪我は、誰にでも可能性はあります。自分は健康だから大丈夫というのは、全く意味が通っていないと思います。
普通の人なら、突然の病気や怪我に見舞われても、貯金がなかったとしても、それこそ借金をしてでもその場を取り繕うことができます。
しかし、再生債務者の場合には、借金をするどころか返す立場ですし、そうしたアクシデントに対応する経済力が著しく弱いと言えます。
しかも、再生債務者は再生計画通りに弁済をしないと、後はもう自己破産の道しか残されておらず、崖っぷちに立っているのです。
掛け捨ての保険ならそれほど支払い金は高くありませんし、再生債務者こそ万が一に備える保険が必要だと思います。