特定調停は電話から
特定調停を申立てるなら、まずは電話を用意しましょう。電話帳がある人は電話帳も用意すると、無駄なお金を節約できます。
特定調停を申立てる場所は裁判所になりますが、どの裁判所でも申立てられるかというと、そういうわけではありません。
特定調停を申立てる場所は、債権者の住所地を管轄している簡易裁判所もしくはその支部になります。
債権者が複数存在する場合、と言うか債権者はほとんどが複数だと思いますが、その場合には、一部の債権者の住所地を管轄している簡易裁判所に申立てれば、一括で受け付けてくれます。
簡易裁判所なら場所を知っているから、直接行くというのも悪くはありませんが、できれば簡易裁判所に電話して、いろいろと質問をしてみるのが上等手段ではないでしょうか。
簡易裁判所に電話すれば、いろいろなことが聞けます。そこまでの行きかた、受付時間、必要な書類、混み具合、費用などなど、知りたいことは何でも電話で聞けば良いと思います。
日本人には電話が苦手な人が多く、初めて行く場所にも電話をしないで直接行くという人が多いようです。直接行って段取りが悪くなるぐらいなら、初めから電話で聞いておけば良いのにと思ってしまいます。
特定調停は人生で何回もするものではありませんので、ほとんどの人が初めてだと思います。どういう段取りになっているのかを前もって知っておけば、2度手間も防げますし、何よりも気持ちにゆとりが持てると思います。
一般の人は裁判所では緊張してしまうことが多いと思いますが、それも行く前に電話でいろいろと聞いておけば、緊張が少しは和らぐと思います。
ちなみに、電話帳がない人は、104の電話番号案内を利用すると良いでしょう。