【借金が返済できない】返済しなくても借金が解決できる方法を知る
自分の命を絶つことは借金解決にはならない
借金の返済に行き詰った場合、慌てて行動するのは一番ダメです。まず、何をすべきかを冷静に考えましょう。家族がいる場合は、家族を含めてのこれからの生活を一番に考えて、不安定にならないよう守ることです。
借金を返せなくなったからと言って、自分の命を絶つことは絶対に避けるべき解決法です。そもそも、まったく解決になっていません。
借金からは逃れられるかもしれませんが、残された者は、悲しみ、苦しみ、不安、憎悪など負の感情ばかり抱えることになります。日本は法治国家ですから、借金が返せなくなった人もしっかりと生きる権利は保障されています。
借金で首が回らない人には難しいことかもしれませんが、冷静に、的確に、諦めず、が大事なことです。諦めずというと、借金の返済を諦めちゃいけないと考える人がいますが、諦めないとは「状況を解決すること」に対してです。返せない借金は、逆に諦めてもいいのです。
今、自分に何かできるかをまずは始めてみましょう。
借金にも時効があることを知る
犯罪に時効があるのと同じように、借金にも時効があります。借金は犯罪ではありませんが、言うなればお金を請求する権利が失効すると言った方が分かりやすいかもしれません。
つまり貸し付けた側が貸したお金を返してくださいと請求する権利が、消滅することを債務の時効と言ってます。
銀行などから借り入れた場合は、借入から5年、友人など個人から借り入れた場合は、借入から10年で時効が成立します。
ここで勘違いしてはいけないのは、5年経てば借金が消えるなら自己破産とかしなくても待てばいいんじゃないの?という考えです。その考えは間違っていて、お金を貸す側も時効のことは把握していますから
時効にならないような手立てを打ってきます。
言いたいことは、借金にも時効があって、現実に時効となった債権も存在していることです。何も知らないことが一番問題です。色々な情報を入手して自己防衛することを学んでください。
最終手段としての自己破産という認識
借金で悩んでいる人は弁護士まで相談してください。というフレーズはCMでもよく流れていますし、そこらじゅうに広告が出ています。弁護士に相談することは間違ったことだとは言いませんが、全ての弁護士が有能で善人だとは限らないことを知ってください。
慌てて弁護士に相談した結果、自己破産しなくてもいいのに自己破産しかないと言われ手数料を取られてしまうケースもあります。借金を専門に扱っている弁護士の多くは有能だと思いますが、彼らも商売ですからお金を持っていない人は「自己破産できません」と突き放しにかかることもあります。
しかし、自己破産を考えているような人はお金を持っていません。お金がなくても自己破産することはできます。信頼できない弁護士に相談し「自己破産できない」と言われて路頭に迷うようなことは避けましょう。
ただ、自己破産以前に対策を打てることは山のようにあります。何もせずに、借金が返せない=自己破産という考え方は安易であり非常に危険で勿体ないことになります。
自己破産は最終手段であるという認識を持ってください。加えて、弁護士を信用しすぎるのも絶対に避けてください。あなた自身が正しい知識を身に付け、正しい選択、正しい決断をすることで間違いのない借金解消に繋がっていくからです。
関連記事
- 債務整理の成功確率を上げる方法/弁護士へ借金相談するときの鉄則
- 相手をジワジワ追い込む。クレジットやサラ金トラブルの苦情処理方法。
- 悪質な取立てを警察に訴え出る時に押さえておくべきポイント。返す必要のない借金どうする?
- 【ヤミ金融業者の巧妙な手口】ヤミ金融は金貸しではなく単なる犯罪者集団
- サラ金業者の脅迫や悪質な取り立て行為に負けない7つ道具
- 【借金の取り立てが怖い。暴力・暴言・脅し】違法な取り立てかどうかの判断基準
- 悪質な取り立てには法的な処置で対抗すべし!返済できないからといって相手の脅しに耐える必要はない。
- 夜逃げにメリットはない。夜逃げする根性があるなら債務整理の方がずっと楽ですよ。
- ローン滞納し続けていたらいつの段階でどんな通知が来るのか?
- 家財道具差し押さえは全然怖くない!?督促異議申立書で借金取りに対して有利に交渉する方法。