【自己破産は権利である】自己破産で人生がメチャクチャになることはほぼないです

【自己破産は権利である】自己破産で人生がメチャクチャになることはほぼないです

自己破産という究極の借金解決法

自己破産という言葉の響きからはネガティブなイメージが、強く感じられるという人が多いでしょう。出来れば自己破産に関わることなく一生を終えたいと思うのは当然です。

自己破産は借金をチャラにして再スタートすることですが、借りたお金を返さ無かったという負い目がネガティブなイメージを先行させている原因だと思います。

実際、自己破産した人の数は平成15年には25万人以上いましたが、平成27年には10万人以下まで減少しています。これだけ減少していると借金をする人が減ったのでは？と思いますが、実際はそうではなく単純に自己破産以外の方法で債務整理を行っているか、自己破産そのものを避ける傾向にあると言えます。何故ならば景気が劇的に良くなったわけでもありませんし、借金をする人の数というのはそれほど変わっていないからです。

自己破産をするなんて人としてどうなの？！借りたお金を返さないなんて！という考え方は一見すると素晴らしいように見えますが、明らかにまちがった考え方です。借金を返せなくなった場合、自己破産することに何の法的問題もありません。そして倫理的にも裁判所が免責を認めた以上、何も問題はないのです。

自己破産は債権者にとっては1円も回収できなくなるのでデメリットばかりですが、債務者にとっては借金がチャラになるという大きなメリットがあるのです。いわば、究極の借金解決法と言えるわけです。

自己破産すれば明らかに生活は楽になります

自己破産を考えなければいけない状態に追い込まれている人が、自己破産を躊躇する必要は全くありません。何故ならば、自己破産以外に借金解決の方法がなく精神的、肉体的にも追い込まれている状態だからです。

自己破産をすると家を失うとか、車や財産をすべて没収されて身ぐるみ剥がされて路頭に迷うという間違ったイメージを持っている人が多くいます。実際にはすべての財産を没収されることはありません。

また自己破産しても会社や家族、親族を含めて他人に知られることは殆どありません。第三者が家族などに自己破産したことを通知することもありません。自己破産によってほとんどの職業に影響はありませんし、通知も行きません。

財産も全て失うわけではなく、高額な財産は処分されてしまいますが生活必需品など最低限度の生活を送る上で必要なものは処分されません。よく差押という紙を貼られて使えなくなった冷蔵庫やエアコンの映像が、ドラマなどで仰々しく放送されることがありますが完全にフィクションであり演出以外の何物でもありません。

当然、旅行や引っ越しも自由にできますし免責決定後に自分で稼いだお金は自由に使うことが出来るのです。債権者の影におびえて稼いだお金が没収されるようなことはありません。

このように自己破産の道しか残されていない人にとっては、プラスの効果が絶大であり制限を大きく上回ります。ですから、自己破産を選択肢とすべき人にとって躊躇する必要はありません。逆に自己破産は悪だ、借金は何があっても返済しなければならないという考えは、完全にまちがっていると言えます。返せない人を守る法律がある以上、自己破産は悪ではありません。