借りたお金を返せないのなら、債権者に対し誠意ある態度を忘れてはならない
債権者は良きパートナーであると心得よ
債権者は貴方にお金を貸してくれる良きパートナーです。見知らぬ人にお金を貸すことを仕事としていますが、よく考えてください。。貴方にそんなことが出来ますか?俗に「貸したお金は返ってこないと思え」という言葉がありますが、個人同士で貸し借りをする場合は返ってこないと思うことが重要だと言われています。
それだけお金を貸すということは大きなことだと思ってください。だからこそお金を貸してくれる債権者は大切なパートナーなのです。でも、お金を貸してくれる相手のことを崇め奉れと言っているわけではありません、相手もそれが仕事だから貸してくれるわけですから相互対等な立場です。
得てして借金をしている人は、返せなくなってくると取り立てする債権者のことを悪者のような言い方をします。人がこれだけ困っているのに、お金を返せの一点張りで鬼ような奴らだ!お前には血も涙もないのか!等という無茶苦茶な事を言う人は、完全に初心と我を忘れています。
借金を返すのは当然のことですから、返せなくなった時点で貴方の責任は免れません。そのことを分かっているからこそ、債権者のことを攻撃するのかもしれません。自分の非を認められなければ、再スタートどころか債務整理への道は閉ざされていると言ってもいいでしょう。
債権者を敵にまわしても絶対に勝つことはできない
債権者の中でも金融機関は可能な限り回収できるように色々な手段を講じています。担保がその代表例ですが、金融機関と言えども常に100%回収できるわけではありません。ただ一般債権者に比べると、回収率は高いのは間違いなく回収できないような相手には融資の段階で拒否できるような仕組みを持っています。
ですから、債権者に対して好戦的に出てしまうとワンパンでノックアウトされます。冷静に対処できず、相手を責めるような方法で交渉しても意味がありません。債権者に勝つことは出来ないと思ってください。債権者は法的に許される範囲において、あらゆる手段を使って債権を回収しようとします。自己破産すればいいんでしょ?って思っているととんでもない痛い目を見ることになります。
大事なのは債権者があらゆる方法で、債権を回収するというのは形式上だということです。何故ならば、そのあらゆる方法を行うためにはコストが掛かるからです。債権者との交渉をスムーズに行えば、回収以上にコストと手間の掛かる方法を取ることはしません。より堅実な方法で回収額が減ったとしても、柔軟に対応してくれるでしょう。
しかし債権者相手に好戦的になってしまっては、その道は完全に閉ざされます。そして法的に許されたありとあらゆる方法で債権の回収に乗り出してくるかもしれません。それこそ彼らはプロです、法的な裏付けさえあればビジネス的に淡々と作業するでしょう。
世の中、「持ちつ持たれつ」という言葉で多くのことが解決できています。借金問題を解消するのは、まさにこの「持ちつ持たれつ」なのです。下手に出ろ!とは言いません、少なくとも借金を返せなくなった時点で自分に非があることを自覚し誠意ある態度を忘れないようにしましょう。
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