借金を返せなくなると信頼を失い、その結果、大切な人を失う
借金を返せなくなると、お金、不動産、家族、友人、大切なものを次々に失う
借金地獄に陥ると大切なものを次々に失っていきます。お金はもとより、不動産、家族、友人などの人間関係も失ってしまいます。不動産は抵当権が設定されているので競売などで売りに出されますし、家族は離散してしまい子供に会うこともままならなくなります。友人に至ってはお金を貸してもらったりした挙句に踏み倒すこともあるでしょうから、関係が完全に途絶することもあるでしょう。他にも連帯保証人になっている人に迷惑をかけるなど借金が引き金となって、あなたが失うものは計り知れません。
そうなる前に債務整理などでダメージを出来る限り小さくすることが大切です。当然、借金をしてしまった場合は返済不能になる前に誰かに相談するとか、自分自身で判断して深みにはまる前に解決することを心がけましょう。
様々なかけがえのないものを失うと言いましたが、実際に失っているのは「信頼」だけです。全ては「信頼」という一つの概念で繋がっていたのです。不動産もそうですし、家族や友人なども全て「信頼」という名のもとにあなたと関係を持っていたわけですから、借金によって失ったのは「信頼」なのです。
たった一つの信頼を失ったことで、様々なものが芋ずる式にあなたの手元から消え失せます。借金とはそれだけ重い契約であることを理解しなければいけません。最初は軽い気持ちで借りたお金でも、気を許すとあっという間にあなたの首を絞めることになります。
借金を返せなくなると、普通の生活が普通に出来ない異常事態に
お金、不動産、家族、友人などを失うことは半ば当然のことと言えます。それは借金を返済できなかった代償として払うべきものと言えるからです。ただ、究極の話をするとそれらを失ってしまうことで、「生きる目的」すら見失ってしまう人もいます。
自分にとってかけがえのないものをたくさん犠牲にしてしまったという、自責の念から来るものですが「この先、どうやって生きていけばいいのか」などと人生を悲観してしまいます。
今まで普通に出来ていた生活が、どれだけ幸せなことだったか。ちょっとしたことに不平不満を漏らせることが出来ていたあの時間が、どれだけ貴重な時間であったかを身に染みて実感することになります。失ってしまったものを取り戻すのは非常に困難な道のりが待っています。「信頼」を失うのは一瞬ですが、それによって失ったものを取り戻すのは何倍、何十倍、何百倍も苦しくて長い時間が掛かります。
生きる目的、目標そういったものを失った状態は、もはや普通の生活が普通に出来ない自分らしさまでも失ってしまったわけです。そんな悲惨なケースは自分には関係が無いと思ってるかもしれません。ちゃんと再出発できた人の方が多いんだ!と前向きな考えを持っているかもしれません。
それはそれで正しい考え方です、前向きになることは間違っていません。だからこそ、借金で色んなものを失う前に最低限のダメージで解決しなければいけないのです。自分は大丈夫、そんな悲惨な末路にはならない!と楽観的になるのが一番危険です。ネガティブにかんがえなさいと言ってるわけではありません、どんな問題があるのかを理解した上で正しい判断を下していきましょう、という話です。
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