【消費者金融を利用】身体障害者の契約はOKだが、知的障害者は難しい
貸金業者では、健常者であれ障害者であれ、基本的には同じような条件でお金を貸しています。
下半身が動かない車椅子の障害者でも、しっかりと仕事をして収入があるなら、特に障害を理由に融資を断ることはないと思います。
ただ、知的障害者の場合には、受付の時点でそれらしい兆候が見られたら、融資を断ることが多いと思います。
これは、知的障害者がきちんと契約内容を理解して、申し込みをしてきているのかわからないからです。
それに、知的障害者が理解できないことを良いことに、その身内が知的障害者の名義で借金をしようということがとても多いです。
他にも、知的障害者の身内でも何でもない悪意のある人が、知的障害者にお金を借りさせ、それを取り上げるという行為も頻繁にあります。
そういった場合、被害者はその知的障害者になりますが、本当の被害者はお金を返してもらえない貸金業者になりますので、貸金業者では知的障害者には融資をしないのです。
また、全盲者への融資も基本的にはお断りになっています。全盲者だと契約書に目を通すことができず、後々のトラブルが生じたときに批判されるのは貸金業者になるからです。
悪質な物売り屋では、全盲者を騙してとんでもない契約書にサインさせることがありますが、貸金業者はそこまで悪質ではありません。
お金を借りることができるのは、契約者自身が契約内容を読解して理解できるときというのが一般的です。もちろん、各貸金業者によって考え方はいろいろなので、これに当てはまらないところもあるかもしれません。