店頭融資のときに付き添いがいると貸金業者は名義貸しの疑いをかける
消費者金融業者で勤務していた頃、店頭窓口に２人で来て、１人が融資申込をして、もう一人はただの付き添いでということが結構ありました。いわゆる同伴来店というものです。
夫婦や親子で同伴するということはほとんどなく、大体は同伴者は知人ということでした。
同伴で融資の申込をしに来店する人に、なぜ同伴するのですかと聞いたことはありませんので、どういった理由かは想像でしかありませんが、お金を貸す側としては名義貸しや借金の返済のためとしか思えません。
貸金業者を利用している人の中には、名義貸しという人がとても多くいます。全体ではどれぐらいの割合になるのかはわかりませんが、１００人中１人や２人というような少ない割合ではないと思います。
それから、その同伴者が申込者にお金を貸している場合、その回収資金を作るために、貸金業者に連れてきて借入れの申込をさせることがよくあります。
同伴者が貸しているのが個人ならまだましですが、これがヤミ金融などの悪質な貸金業者の場合には、違法行為となります。
借入れを申し込まれた側としては、名義貸しだろうが借金の返済のためだろうが、そんなことは想像するだけではっきりとはわかりません。
同伴はしなくても、店舗の外でその申込者を見張っているというケースもあり、そういったことを疑いだしたら切がなくなります。
同伴来店の申込に関しては、一切貸付けしないとしている貸金業者もあると思いますし、同伴来店で多少の注意は必要としながらも、普通に貸付する貸金業者もあり、対応は貸金業者によって様々だと思います。
ただ、同伴来店した場合には、貸付額を減らすという処置がされるのが多いと思います。そのため、借りる側からすれば、同伴来店を避けたほうが良いというのは間違いないです。
