自営業者には厳しい
貸金業者からお金を借りるときには職種に関係なく、自営業者の審査は厳しくなります。自営業者はサラリーマンと違い、収入が安定していないというのがその理由です。
しかも、自営業者はすでに自分の会社の保証人になるなど、運営資金を借入れしている可能性が高く、多額の借金を抱えている可能性があります。
その自営業が順調にいっているのかどうかも貸金業者にはわかりませんし、経営が悪化すればダイレクトに収入に影響してしまいます。
サラリーマンであれば、会社の業績が悪くなっても、多少の減給にはなるかもしれませんが、大幅な減給になることはないと思います。
会社が赤字になってもしっかりと給与をもらえるのがサラリーマンで、会社が赤字になれば給与がなくなるのが自営業者です。
年収が1000万円の自営業者よりも、年収が400万円のサラリーマンに貸金業者は融資をしたいと考えるものなのです。
また、サラリーマンは勤務先の在籍確認で確かにそこで勤めているのが確認できますが、自営業者の場合には本当に営業しているのか、または勤めているのかははっきりとは確認できない場合が多くなります。
自営業者が本当に収入があるのかどうかは確定申告書からしかわかりませんが、確定申告は年に1回のものなので、そこからわかるのは去年までのことでしかありません。
申込のあった現在、自営業者の収入がどういう状態なのかは本人の申告によるところしかありませんので、貸金業者としては審査を厳しくするしかないのです。
それから、確定申告をしていない自営業者や、確定申告をしていても実際には収入を少なく申告しているという自営業者は、残念ならが貸金業者からはお金を借りることができないと思います。
貸金業者からお金を借りるには、自分の収入を証明できなければいけないからです。