属性ポイント制
審査の仕方や基準については特に決められたルールがありませんので、各貸金業者独自の方法がとられています。
ただ、審査方法の傾向というものはあり、大手ならこういった傾向で中小ならこういった傾向にあるといったことは説明することはできると思います。
そして、クレジット会社と消費者金融会社でも、それぞれ審査方法に傾向があるようです。
クレジット会社に多い審査方法は、属性ポイント制になります。属性ポイント制とは、わかりやすく言えば加減方式のことで、申込者の各項目で点数をつけ、その合計点で融資額や融資の可否を判断するものです。
年齢で言えば、20歳以上30歳未満で5点、30歳以上50歳未満が10点、50歳以上60歳未満が5点、60歳以上が0点というように点数を振り分け、申込者の年齢によって点数を加えます。
会社員なら10点、自営業者なら1点、既婚者男性なら5点、既婚者女性なら10点、未婚者男性なら10点、未婚者女性なら5点、社会健康保険なら10点、国民健康保険なら1点などといった具合です。
この点数のつけ方は各貸金業者によって様々で、A社では高得点でもB社だ得点が低くなるということもあるでしょう。
属性ポイント制では、合計得点で融資可能かどうかを判断し、借入限度額が50万円まで可能、借入限度額が10万円まで可能というように、融資できる最大金額も判断しています。
いかに条件の良い人だけにお金を貸そうというのが属性ポイント制で、返済能力が実際には高くても、条件が悪い人には厳しい審査方法だと思います。