遠方の申込者
貸金業の市場が拡大して、大手や準大手の貸金業者は、日本全国に支店を持つようになりました。そうした全国規模の貸金業者では、テレビCМを活発に流して、全国的な知名度を高めるよう努力していると思います。
どこに住んでいても、自分の生活圏でお金を借りられるというのはとても強みですし、利用希望の人にとってはとても便利でありがたいと思います。
ただ、お金を貸しているのはそうした全国規模の貸金業者ばかりではありません。地域に密着して営業している小規模の貸金業者もたくさんありますよね。
そうした地域密着型の小規模の貸金業者は、基本的には遠方からの申込者にはお金を貸していません。
そのため、出張先でお金を借りたいというときには、全国規模の貸金業者に限る必要があると思います。
東京のみで営業している貸金業者が、大阪に住んでいる人に貸すことはありませんし、3ヶ月だけ出張で東京にいるという人に貸すことはないと思います。
貸金業者がどのくらい遠方だとお金を貸さなくなるかというと、集金に行くのに困難と感じる距離が目安となっています。
お金を貸した人が仮に延滞となった場合、様子を見に自宅に訪問することがあります。ただ、その顧客の自宅までの片道が2時間も3時間もかかるというのでは、とても割りにあいません。
貸金業者としては、集金に行けるせいぜい片道1時間ぐらいの住所に住んでいる人にはお金を貸しますが、それ以上になると、絶対にお金を貸さないというわけではありませんが、審査がその分厳しくなると思います。