請求書で身内の借金が発覚したら
貸金業者からの請求書によって、家族の借金を知ることになったというケースは多いと思います。
請求書で利用者の家族に借金の事実を知られないように、貸金業者は差出人を個人名にして通知を発送します。でも、企業からのDМならまだしも、個人からの手紙というのは目立ちますよね。
まったく知らない人からの身内への手紙は、嫌でも目をひきます。しかも、それが毎週のように届くとなれば、それはもう疑いが確証に変わるはずだと思います。
それに、延滞する人というのは、取引のある貸金業者のうちの1つだけを延滞するわけではありませんので、数社の貸金業者から請求書が同時に送られてくることになります。
急に2通も3通も4通も身内に不審な郵便が届くことになるのです。これは、いくら何でも不自然ですよね。
こうして身内の借金を発見することになるのですが、請求書で発覚したということは、すでに返済が困難な状態に陥っている可能性が高くなります。
普通、貸金業者は顧客が延滞するぐらいでは請求書は発送していません。延滞した場合にはまずは電話連絡が基本になります。
電話をもっていないという人の場合でも、1週間程度は入金や連絡を待つというスタンスをとるのが一般的だと思います。
請求書を送るということは延滞者と連絡がつかないときであり、その場合には、延滞者が意図的に貸金業者からの連絡を断っていることがほとんどです。
つまり、請求書が何通も送られているということは、返済ができる状態ではないために、貸金業者から逃げているということが言えるのです。
貸金業者から逃げても良いことは1つもありません。最悪家族にも迷惑がかかることもあると思います。
もし、身内の借金を請求書によって発見したら、必ず今後の行動についてよく本人と話し合う必要があると思います。
債務整理をするのか、頑張って返済していくのか、どちらにしても貸金業者から逃げるようなまねだけはさせないようにしたいところです。