知人にクレジットカードを貸した場合

知人にクレジットカードを貸した場合

知人とショッピングをしているときに、知人からクレジットカードを貸してほしいと頼まれることがあると思います。厳密に言えば、購入代金を貸してほしいということです。

この商品を買いたいけれど、今持ち合わせがない。クレジットカードも持っていないから、一緒に行った知人にお金を借りるというケースです。

お金を貸してほしいと頼まれたとき、現金を持っていないからクレジットカードで代わりに買ってあげるということですよね。

当然、後からお金を返すことが条件ですが、その知人が返済を拒否したり、行方不明になったりすると、クレジットの支払いだけが後に残ることになります。

クレジットカードを借りた知人が約束どおりに返済してくれれば問題ありませんが、その返済がなかった場合、クレジットの請求を拒んだり、その知人に回してもらったりすることはできるでしょうか。

答えは、ＮОです。この場合は名義貸しとなり、クレジットカードの名義人が承知の上でクレジットカードの利用が行われていますのです、クレジットカード会社の利益が優先されるかたちになります。

当たり前といえば当たり前ですよね。クレジットカードの名義人は、クレジットカード会社への支払いをする義務と、他人のためにクレジットカードを利用して、その返済がされないというのとは、別問題です。

基本的に、クレジットカード会社では、クレジットカードの規約において名義貸しを禁止しています。禁止されている名義貸しをして発生した被害を、クレジットカード会社が負担する道理はないですよね。

クレジットカードの名義人の意思とは関係なく、勝手にクレジットカードを利用されたという場合には、不正利用となって保険が適用されますが、名義人が承知しているときには、保険は適用されないということです。