多重債務者はなぜ狙われるのか
多重債務者とは、多くの借金を抱えて金銭的に困窮している人達になると思います。借金の返済のために他から借入して、自転車操業のように借金を回している人達でもあると思います。
多重債務者はそうでない人と比べると、経済力は比べものにならないほど低く、悪い言い方をすればホームレスの人よりも経済力はないと思います。
借金というのは負債でありマイナス資産になりますので、資産を持っていないがマイナス資産もないホームレスの人達よりも、経済力がないと言えると思います。
では、なぜそうしたもっとも経済力のない弱者である多重債務者が、悪質業者に狙われるのでしょうか。もっとも貧乏な人からお金を奪うよりも、お金持ちを相手にしたほうが良いというものですよね。
悪質業者からすると、騙しやすい相手というのは、欲が深い人と切羽詰っている人になります。
ある程度お金を持っている人で、欲が深い人というのは、悪質業者に結構カモにされています。よくある話では投資ですね。儲け話を持っていって、多額のお金を奪おうというものです。
切羽詰っている人は、火急の状況のために、冷静な判断を下せないことが多くなります。少し甘い話を聞かせてやれば、二つ返事でとびついてくるというものです。
そして、多重債務者とはまさに切羽詰った人になると思います。毎月毎月どう返済をやりくりしようか切羽詰っている人がほとんどなので、そこに悪質業者はつけこもうというのです。
しかし、1番の弱者である多重債務者からお金をとろうというのは、何とも腹立たしい話だと思います。マスコミも、正規の貸金業者を非難するよりも、もっと悪質業者を徹底的に非難してほしいところです。