負い目を感じるな
ヤミ金融業者がどうしてもなくならない理由には、ヤミ金融がどういったものであるのかを知っているにもかかわらず、それを利用する人が絶えないからだと思います。
そして、ヤミ金融業者による法外な貸付や取立てにも、なかなか抜け出そうとしない人が多くいるのです。
これは、苦しいときにお金を貸してくれたという思いと、相手が違法業者であろうと、約束したことはきちんと守りたいという気持ちが強いからだと思います。
どちらも人間としてすばらしいことだと思いますが、そうした人間らしいとても大切な考え方を利用して、不当な利益を我がものにしようとするヤミ金融業者を認めてはいけません。
ヤミ金融業者を利用する人は、ヤミ金融業者の担当者から返済が遅れたということで怒鳴られたとしても、約束を守れなかった自分が悪いということで、ヤミ金融業者の行動を暗に肯定してしまっているのです。
しかし、ヤミ金融業者から借入しても、返済が遅れたとしても、まったく負い目を感じる必要はないと思います。
ヤミ金融業者もこちらが返済できないことを見越して貸付しているわけですから、返済できなかったとしても何も悪びれることはないのです。
それに、法外な利息を要求してくること事態が違法で、最高裁判所でも法外な金利で契約した借入については、元本も返さなくても良いという判断をしているぐらいです。
ヤミ金融業者への返済は善意で行っているもので、強制されるようなことではないということを、よく覚えておきましょう。