悪質な取立には証拠を残す
貸金業者やヤミ金融業者による違法な取立を許していては、絶対にいけません。そうした違法で過酷な取立行為は、貸金業界全般に暗い影を落とすだけでなく、自殺や夜逃げなど、多くの悲劇を生むことになります。
取立を受ける債務者は、約束の返済ができていないという負い目がありますので、なかなか積極的に違法性を訴えでることをしません。
しかし、過酷な取立は周囲の人間にも被害を与えることも多く、自分さえ我慢していればという問題でもありませんので、ここはきっちりと対処する必要があると思います。
ただ、悪質な取立があったと金融庁や警察に通報しても、その真偽のほどが曖昧では相手につけこまれる可能性があります。
そこで、悪質な取立行為には、しっかりとそれを証明できるように証拠を残すことが大切になります。
具体的には、録音テープや写真、ビデオです。こちらを威圧するような暴力的な言葉は、しっかりと録音しておくと良いでしょう。
深夜の取立など、貸金業規制法で禁止されている行為をした場合には、写真やビデオでその一部始終を記録しておきましょう。
約束した返済を守れないというのは悪いことですが、規則を破った非常識な取立をされることはありません。
違法な取立をするなら今後は一切返済をしないと、気が強い人なら言い切ってしまうのも良いかもしれません。
貸主と借主では、借りてしまえばどちらかというと借主のほうが立場は上になるということを覚えておきましょう。借りたお金を返すも返さないも、借主次第なのですから。