ヤミ金融業者は割りと儲からない
世間一般にはヤミ金融業者はとても儲かっていると思われていますが、実のところはそれほど儲かるものではありません。
ヤミ金融業者の主なターゲットは多重債務者や破産者などの低所得者になり、わかりやすく言えば貧乏人から小銭を稼いでいるにすぎません。
富裕層をターゲットにして商売している投資詐欺グループでは、商売するのにそれなりのお金が必要ですが、相手がお金持ち連中とあって、儲けも億単位と大きくなっています。
しかも、投資詐欺の場合には、相手のお金を運用目的で預って、それをそのまま自分たちのお金にしてしまうのですから、ヤミ金融業者のように血眼になって取立をすることもありません。
また、ヤミ金融業者に対する罰則はかなり厳しいのですが、巨額のお金を騙し取る投資詐欺に対する罰則は、その被害に比べて軽くなっています。
投資詐欺をして逮捕されてもすぐに出所してきますので、その後も服役と投資詐欺を繰返す人も多いそうです。
ヤミ金融業者は相手を騙してお金を奪い取るという商売ではありませんので、ある意味では詐欺よりもマシだと思います。
しかも、ヤミ金融業者は小銭を稼ぐために、お金を持っていない人から頑張ってお金を奪わなくてはいけませんので、本当に割りにあわない商売だと思います。
少し頭の良い悪人なら、儲からないヤミ金融業者よりも、もっと楽して大金を儲けられる他の詐欺をするのではないでしょうか。
ヤミ金融業者による被害はお金だけでなく、精神的なものにまで及びますので被害者は悲惨です。その割にはヤミ金融業者には得が少ないので、本当に止めてほしいと思います。