名簿屋を利用する押し貸し業者
押し貸しとは、ヤミ金融業者がよく使う手で、融資の申込がされていないにもかかわらず勝手に銀行口座に振込みし、無理やり貸付をする行為になります。
ヤミ金融業者からお金を借りると、押し貸しをされることがあります。押し貸しされるといつまでたっても完済することができませんので、ずっと高額な金利を払い続けなくてはいけません。
銀行口座を解約して押し貸しを防ぐということもできますが、それこそ郵送で送りつけてくる可能性もあり、それが解決方法になるとは言えません。押し貸しを防ぐには、弁護士に依頼するしかないと思います。
また、ヤミ金融の利用者以外にも、名簿屋から仕入れた個人情報をもとに、押し貸しをしてくるケースもあります。
悪質な紹介屋や大手貸金業者の悪い社員などが、個人情報を名簿屋に売り飛ばしていますので、今までに借入や融資の申込をしたことがあるという人は注意が必要です。
名簿屋を利用した押し貸しでは、押し貸しされたほうが気がつかないということが結構あります。銀行通帳をしっかりとチェックしている人なら気がつくと思いますが、そうでない人なら気がつかないことも多いでしょう。
また、振込みに気がついても、自分のお金が増えたとして、銀行に黙っている欲深き人もいると思います。
押し貸しはただ勝手にお金を振り込んできて終わりではなく、そこから高利をつけた請求が行われますので、地獄を見ることになります。
もちろん、押し貸しは違法行為であり、金利の返済を拒むことは法律上では可能ですが、悪質な業者に法律の話をしても効果は薄いかもしれません。
銀行通帳はしっかりとチェックし、不審な入金があったときには、銀行にその旨を申告して差止めてもらうなどして、事前に押し貸しを防ぐことが大切だと思います。
