名を変え場所を変え
ヤミ金融業者に代表される悪質業者は、いかに警察に見つからないように営業するかが1番の問題点となっています。
近年ではヤミ金融業者に代表される悪質業者による庶民への被害が大きくなり、警察も本腰を入れてその摘発に乗りだすようになりました。
新聞を読む限りでは、警察もかなりの数の悪質業者を逮捕しているようです。
ただ、どれだけ警察が頑張ったとしても、悪質業者のいない世界になることはないと思います。警察がどれだけ頑張って摘発しようとも、所詮はイタチゴッコになっていることも事実であり、仕方がないことだと思います。
悪質業者は警察の臭いがすると、すぐに撤収して逃げてしまいます。そして、また何食わぬ顔で違う名前で、そして違う場所で同じように営業を再開するのです。
昨日までは東京の新宿区の悪質ファイナンスという業者が、今日からは豊島区の嘘つきクレジットという業者で営業しているということです。
名前や住所は違っても、営業しているメンバーや営業内容は同じということなのです。もちろん、別の業態に鞍替えすることはあるでしょうが、基本的には同じ業態のままだと思います。
その業態での経験値が高いですし、別に業態までを変える必要もないというのでしょう。
結構あるケースでは、ある債務者があるヤミ金融業者からお金を借り、しばらくしてから別のヤミ金融業者からもお金を借りたのですが、実のところは同じヤミ金融業者から借入していたというものです。
そして、一方のヤミ金融業者から債権を買い取ったと言って、まとめて取立してくるのです。こうなれば、取立の手間はそのままで、金額だけが多くなりますので、ヤミ金融業者が得することになりますね。