個人再生を希望する場合
弁護士や司法書士に相談する前から、個人再生を希望するという人もいると思います。
自己破産では持ち家やその他目立った財産を手放さなくてはいけませんが、個人再生ならそうした財産を保有しながら、借金の大幅な減免受けることができます。
財産を持っているが、それを手放してまで自己破産したくないというわがままな人にはもってこいの制度になりますので、利用できる人は利用しない手はないと思います。
弁護士や司法書士に相談に行く前から、すでに個人再生で債務整理をしようと考えている場合には、できるだけ債務整理に詳しい弁護士や司法書士を探すほうが良いと思います。
ただ、クレサラ系弁護士のように、そこまでの専門家である必要はありませんので、自宅から通える範囲にある弁護士や司法書士の事務所の中から探せば良いと思います。
個人再生は、まだ制度ができてから10年にも満たない比較的新しい制度になります。そのため、弁護士や司法書士の中には、個人再生をしたことがないという人もたくさんいます。
そうした個人再生が初めてという人に依頼してしまうと、不手際で進行が遅れたり、または大きな損をしてしまうこともあります。
頼むなら、個人再生を何回も経験したことのある人にしたいところです。個人再生と一言で言ってもいろいろなケースが存在しますので、個人再生のベテランに依頼するのがベストな選択になるのです。
また、新しい制度ということで、比較的若手の弁護士のほうがその習得率も高いと思います。
弁護士をもう30年も続けているという大ベテランになると、新しい個人再生という制度に挑戦する気力がないことがあるからです。