新規より再融資のほうが審査が甘い
以前、貸金業者から借金をしていて、その後完済したという人は、次にお金が入用になったときには、新規で申し込むよりも、1度完済している貸金業者に申し込んだほうが審査が甘くなると思います。
もちろん、ここでお話しすることは、借入件数が多かったり、借入金額が高額だったりで、簡単には貸金業者からお金を借りることができない人の話です。
どこの貸金業者も、新規の顧客獲得に躍起になっていますが、それでも再融資のほうが審査が緩くなります。
これは、新規の申込者というのは、これまで何の実績もなく、その人がどういう人なのかというのが、まったくわからないからです。
受付時には、申込者のことを根掘り葉掘り聞きますが、それはその人のたんなるデータというだけで、その人が本当にしっかりと返済をする人かどうかはわかりません。
個人信用情報機関に照会してわかることは、現在の借入状況になりますので、その人が過去にどういった履歴で借入し、どのように返済してきたのかまではわからないのです。
一方、再融資の場合には、自社の履歴を見れば、その人がどういった借り方をしているのか、どういった返済をしてきたのかがわかります。
何よりも過去に完済しているということは、借りたものをしっかりと返したということがわかりますよね。
借入をして翌月には完済したという人も、借入して3年間かけて完済したという人も、借金をして返したということに変わりありませんので、これは新規の申込者とは大きく違うと思います。
新規の申込者は、もしかしたら詐欺や借りて返済せずに逃げるような人、すぐに弁護士事務所に駆け込んで、自己破産をする人かもしれません。
再融資の申込者でも、そのような心配はもちろんありますが、それは新規よりは幾分はマシになるというものです。